マッサージ治療
マッサージって?
正確にはマッサージ・あんま・指圧はそれぞれ意義も違えば対象となる組織や治療手技も異なります。
ただ、三者の作用機序は触圧刺激により起こる生体反応を利用し、循環機能(血液やリンパ液)を亢進させ生体の機能を調整するという事においては同じ考えの中にあると云えます。
ここでは一般の方にも比較的馴染みの深いマッサージを中心に説明します。
マッサージは元来ヨーロッパに起こり体系化され、医療に応用されてきました。(あんまは古代中国より、指圧はあんまの理論とアメリカの整体理論を取り入れて、日本で体系化したものです)
マッサージは生体に対して直接、求心性(末梢から中枢へ=心臓に向かって)の強弱手技を加える事で血液・リンパ液の循環を促進し、その流れに乗せて酸素や栄養分を身体の隅々まで運び、新陳代謝を盛んにします。(あんま・指圧は遠心性=中枢から末梢へ)
その結果、組織の栄養は高まり、機能が亢進し抵抗力は強くなります。
また、皮膚に加えられた触圧刺激は脊髄神経を介して脳へと興奮が伝達されることから、神経反射としての神経筋系への相乗効果もあるとされています。
神経痛による痛みやシビレ感、運動神経の麻痺や痙攣に対して、また自律神経系症状にも良い治療効果がみられる場合があるのは、この反射作用によるものです。
この他、皮膚知覚神経を介して内臓の機能に影響を与えることや、生体反応によりホルモンの分泌にも関与することが研究により明らかにされています。
私は、今まで様々なマッサージを施術してきました。
スポーツマッサージで有名な小守スポーツマッサージ・オイルマッサージ・指圧などです。
スポーツトレーナーの経緯からスポーツマッサージやオイルマッサージを多用する機会が比較的おおくあります。
さらには、ほとんど身動きのとれない高齢者の施術だけ担当する訪問マッサージの経験もあります。
高齢者の身体は繊細でありこの時の経験により指先の繊細さが養われたように思います。
当時の会社の仲間は「指圧の心は母心」で有名な浪越徳治郎創立の日本指圧学校出身であった為、指圧の心も学ぶこともできました。
色々な治療法を学ぶなかで、新経絡治療法(バランス鍼法)とMB式整体と大師流小児鍼いう治療思考には大きく影響を受けました。
本来持っている生態のバランスを徹底して改善していきます